新人から中堅の時代に感じた苦労ややりがいについて教えてください
当社へ入社したのは30年ほど前になります。以来、一貫して、珍味の原料となるイカやクラゲ、魚卵などを担当しています。学生時代に水産関係は全く学んでおらず、必要となる知識やスキルは入社後に一から習得しました。それまでの私は、イカに多くの種類があることも、産地によってクラゲの色や大きさが異なることもまったく知りませんでした。それらを一つひとつ理解して覚えていくことは私にとっては苦労でしたし、さらに私の場合は担当が珍味の原料ということで扱う品目が複数に渡っていたためなおさら大変でした。
一方、知識量が増え、自分ならではの判断基準ができ、買付けた商品を販売先から「良いモノだね」と褒めていただけたときには大きなやりがいを覚えました。また、東南アジアからの買付けが多かったので、海外出張の機会が多く、仕事を通じてさまざまな地域の文化に触れられたことも楽しかったです。